今回は、ChatGPTを使って稼ぐ方法をいくつかご紹介します。ChatGPTを使って稼ぐ方法と聞くと、ブログ記事などを作成することをイメージする方も多いかもしれませんが、もちろんそれだけというわけではありません。
AI時代においては、AIツールをビジネスに応用する力がない人は損をしている可能性があります。実際に私もAIツールを活用して収益化していますし、ChatGPTを使ったビジネスの事例もたくさんあります。そこで、今回は具体的な事例を交えて、ChatGPTを使った稼ぎ方を詳しく紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
① 商品販売
チャットGPTを使って生成した文章を工夫することで、商品販売ができます。例えば、Kindleなどの電子書籍の販売が可能です。チャットGPTに本のタイトル、章立て、文章自体まで全て生成してもらうことができます。個人でも出版費用無料で電子書籍を販売することができます。実際に、ホリエモンこと堀江貴文さんもチャットGPTを使って本を出版されています。
文章の販売は、電子書籍以外の販売経路もあります。例えば、「ココナラ」というサイトを見ると、文章を納品することで一見、3000円や数万円という単価のお仕事も探すことができます。また、「クラウドワークス」というサイトを見ても、1件あたり数千円のお仕事も見つかります。
ただし、チャットGPTが生成した文章では、まだ違和感のある文章になることが少なくありません。多少は人間の手を加えて見やすく工夫することが必要です。
文章だけではなく、プログラミングコードを売ることもできます。チャットGPTを使うと、プログラミングコードの作成もアシストしてくれます。こういった案件も、「ココナラ」と「クラウドワークス」で取引されており、文章作成よりもはるかに高額な10万円以上の案件もあったりします。
ただし、チャットGPTを使って最適なコードを作成するには、チャットGPTに指示するスキルも必要です。多少のエンジニア知識が必要になりますが、ゼロから開発するよりもはるかに簡単に高度な作成ができます。
② チャット GPTを活用した広告アフィリエイト収益
次は、広告アフィリエイト収益にチャット GPTを活用する方法です。
チャット GPTは、ブログ記事やSNS投稿、インスタグラムの投稿文やYouTubeの台本作成など、さまざまな作業に役立ちます。アイディア出しや文章生成を手助けしてくれるため、時間の節約や作業効率の向上が期待できます。
しかしながら、チャット GPTを利用した記事や台本は、AIが生成したものであることが判別される可能性があります。このような場合、Googleなどの検索エンジンから評価を受ける際にマイナス評価を受ける恐れがあります。
また、チャット GPTが生成した文章は、差別化することが難しいため、読者からの評価が高くならない場合があります。そのため、チャット GPTが提供する文章や台本は、あくまでも方向性を参考にし、自分で手を加えて作業することが望ましいです。
チャット GPTを利用する際には、リスクも把握しておく必要があります。AIが生成した文章や台本を使用する場合は、採用する部分を注意深く選び、自分で手を加えることをおすすめします。効率的に作業を進めながら、適切な方法でチャット GPTを活用しましょう。
③リサーチ業務やコンサル業務
次は、稼ぐ方法の中でも、チャットGPTを使うリサーチ業務やコンサル業務について解説します。チャットGPTを使えば、リサーチ業務やコンサル業務も簡単に行えます。具体的にどのようなことができるのか、見ていきましょう。
たとえば、飲料メーカーの広告支援においては、クライアントの要望や課題をヒアリングした後、チャットGPTを使ってそれらの解決策を提供することができます。また、マニュアルの作成やチャットGPT自体のコンサルティングを依頼することもできます。このようなニーズは、デジタルレシピをはじめとする多くの企業が提供しているコンサルティングサービスで対応されています。
リサーチ業務やコンサル業務では、大量の情報を収集し、それをもとにクライアントに提案することが求められます。しかしながら、情報を集めるだけでも時間がかかりますし、その情報を分析して提案案を作り上げる作業も別途必要です。こうした作業をより迅速に、かつ的確に行うことができるのが、チャットGPTを使うことです。この技術を駆使すれば、短時間で質の高い情報収集ができ、クライアントに効果的な提案を行うことができます。
こういった点を踏まえた上で、リサーチ業務やコンサル業務においては、チャットGPTをうまく活用することで、より効率的かつ創造的な提案が可能となります。
ただし、注意点としては、チャットGPTが提供する情報が正確であるとは限らない点が挙げられます。そのため、あくまで参考程度に留め、自分自身で確認することが大切です。また、チャットGPTを利用することで、クライアントの個人情報が漏れることがないように注意する必要があります。こういった問題に対応するために、企業側もセキュリティ対策に力を入れる必要があります。
④チャットGPTのAPIを利用してサービスを作る
チャットGPTのAPIを利用してサービスを作ることで、誰でも簡単にチャットGPTの機能を組み込むことができます。例えば、アプリやエクセルなどにチャットGPTの機能を組み込むことができます。特に、LINEアカウントで利用できるチャットGPT APIは代表的な例で、AIチャットくんなどの有名なアカウントがあります。AIチャットくんは、LINEで使えるチャットGPT機能を提供しており、サービス開始から3日で20万人以上のユーザーが登録しています。月額料金は680円で、現在30万人以上の登録者がいます。有料課金ユーザーが1%いると仮定すると、月額200万円以上の売上になります。このように、チャットGPT APIを利用することで、低コストでビジネスを始めることができます。
LINEアカウントを作るためには、エンジニアの知識が多少必要ですが、アプリなどの開発と比較して難易度は低いです。また、HOTOKE AIやTABETAIなどのLINEアカウントもあり、面白い切り口さえ考えられれば、低リスクでこれらのサービスを自分で作り、ビジネスにできる可能性があります。ただし、ビジネスの事業のリスクとして、需要が続くかどうか、競合優位性を出しにくいことなどがあります。LINEが自社で直接AI機能を持ったサービスをスタートする可能性もあるため、ビジネスとしては不透明さがあります。
しかし、一度LINEアカウントを作って有料課金ユーザーがいる状態になれば、ユーザーが月額課金してくれるストックビジネスになります。チャットGPT APIは初めての人にとっては難しそうに思えますが、LINEアカウントを作る程度であれば個人や副業の範囲でできる人も多いと思います。また、スナップチャットなど、チャットGPTを活用しているサービスの事例もたくさんあります。是非、チャットGPT APIを活用して、ビジネスの可能性を広げてみてください!
まとめ
AIツールの一つであるチャットGPTを使った稼ぎ方の例をいくつかご紹介しましたが、注意点もあります。AIツールは非常に便利ですが、チャットGPTなどを使った文章をそのままコピーして使うだけでは稼ぐことは難しいということです。AIを使いながら自分なりにアレンジして仕事をすることを意識すると、より良い成果を上げることができます。
近年、AIツールの登場により、単純作業の市場価値がどんどん下がっています。差別化や付加価値をつけることが大切な時代になりました。使いこなせない人と使いこなせる人との差が広がる一方で、AIを活用することがますます重要になってきています。現在はまだAIサービスを使いこなせる人も少ないため、しっかり活用できるAI人材になることを目指しましょう!